春川 勇樹 2012年入社
国際関係学 出身
大学のゼミで、機械メーカーの環境保全への取り組みを研究していたことがきっかけで、ものづくり業界に興味をもちました。その中で当社は銀行のATMのような生活に身近な製品のほか、社会を変えるような最先端技術を使った製品も開発している点が魅力的で入社を決めました。
営業からの依頼を受け、製品の販売価格を決めて見積書を作成する仕事です。製品をいくらで売るかを決めることは、事業の根幹に関わる重要な業務です。また、販売した製品の売上げや利益を集計して、経理部門に報告する損益管理業務も行っています。
この仕事は単に数字を集計するだけの業務ではありません。たとえば、会社として売上げを伸ばすために、今後製品の入れ替えをしそうなお客様をデータベースからリストアップして、営業促進の提案を行うケースもあります。マーケットニーズや価格に関する知識を活かして自分から発信し、販売戦略にまで関わっていける醍醐味があります。
私が担当するのはATMなどの金融機関向け製品です。既存製品を販売する際の見積りは専用のシステムを使って算出しますが、新製品の場合には部品の原価や人件費などのコストを把握するために、設計や部品調達の担当者にも確認をする必要があります。そして、技術的な付加価値も考慮しながら、適切な価格を設定していきます。また、受注獲得のために、営業や販売推進部門と一緒に価格検討も行っています。
ATM 1台から1,000台以上の大型商談まで、そのつど規模や内容が違うので毎回新鮮な気持ちで取り組めることです。営業や設計などの人たちと一体となって大型受注が決まれば、みんなテンションが上がります。そして、「手のひら静脈認証」などの先端技術が搭載されたATMが納入に至った時は、文系出身の私も、銀行利用者の安全な取引に貢献していることを実感でき、誇らしく感じることができました。
お客様へのよりスピーディな営業提案を実現するために、見積り業務やシステムのリニューアルに挑戦したことです。
実は今までは既存製品の場合も1件ごとに価格を決めていて、見積書作成に時間がかかっていました。それを短縮してお客様が少しでも早く判断できるようにしたいと、営業の現場から要望が上がっていたのです。また、これを改善すれば私たちの業務も大幅に効率化できると考えました。
そこで、経営陣に提案して見積り業務の流れを根本的に見直し、システムのリニューアルにも取り組みました。結果は、見積りに要する時間が半減し、営業提案の大幅なスピードアップを達成。私たちもその分を損益管理や施策立案などほかの仕事に配分できるようになりました。
改善を実現するまでに、社内だけではなく富士通本社の営業や販売推進部門にも働きかけて、一丸となって進めることができた経験は、自分自身も成長させてくれました。
現在はテレワークが中心で、出勤は週に1回程度です。通勤時間が減って働く場所も自由になり、私生活がさらに充実するようになりました。旅行先で仕事をしている人もいて、私も旅行先でのテレワークを計画しているところです。
趣味のマラソンでリフレッシュしています。普段は週4日、お昼休みや週末に走ってストレスを発散しています。会社のランニングサークルにも入っており、平日の勤務後に多摩川沿いで練習をしています。土日や大型連休を利用して旅行も兼ねて各地の大会に参加することもあります。