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開発SE

鈴村 敏 2003年入社
材料工学 出身

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鈴村 敏 2003年入社
材料工学 出身

入社した理由は?

大学時代に、研究を行うために簡単なプログラムを組むことがあり、プログラミングに興味を持ち始めました。その後、自分がつくったものを世の中に残せる公共インフラ関連のSEになりたいと考えて、出会ったのが富士通フロンテックでした。

入社後のキャリアは?

新人として配属されたのは様々なシステムを扱う部署で、1年目は公共機関のサーバー基盤を担当し、2年目からはWEBシステムの開発担当に。4年目から中古車オークション用の「中古車せりシステム」の担当になり、オークション担当になってからの最初の3年間は開発業務、そして徐々に基本設計や要件定義などを経験しながら、リーダー的なポジションを任されるようになっていきました。

仕事内容は?

「中古車せりシステム」の製品企画・システム開発・導入を行うプロジェクトの統括リーダーを任されています。

このシステムは、中古車販売業者などが車を仕入れるために行われる中古車オークションで使われるもの。大規模な映画館のようなオークション専用会場には、多いところで2,000台以上の専用端末が設置され、買手がその画面で車の写真やデータを見ながら、せりにかけられた自動車を落札する仕組みです。

そのオークション会場の新設やリニューアルをする際に、私たちはシステムの設計・開発に始まり、オークションを運営する会社の業務の流れや会場に合わせたカスタマイズや、現場へのシステムの導入、その後の保守まで行っています。

1台のせりにかかる時間はわずか15秒ほどと非常に短いため、システムには高速の処理能力と高い安定性を求められるのが特徴です。

仕事のやりがいは?

お客様とともに一から考えたシステムが実現して、大規模なオークション会場で実際に使われているのを見られるのが何よりのやりがいです。また、上流工程から保守・運用まで全てに関われるのも、当社ならではの面白い点です。特にリーダー的な立場になると、プロジェクト全体のストーリーをクリアに見通せることも、ほかではなかなかできない経験だと思います。

変革したことは?

東南アジアでのシステム導入案件に携わったことです。海外向けにシステムの開発・販売・導入を行うのは社内でも初めてで、何をするにも手探りでスタートしました。しかも、私自身もプロジェクトのリーダーを任されたのはこの案件が最初だったので、不安も大きかったですね。

基本的に、国内の案件ではお客様とのやりとりや各種手続きなどは、営業に一任しています。ところがこの案件では技術面だけではなく、契約やソフトウェアの輸出手続きなども、全て自分たちが主導で行う必要があったのです。

そこで社内外の様々な関係者との折衝を行うために、各方面を駆け回りました。さらに、お客様への提案・要件ヒアリング・仕様調整といった打ち合わせをするために何度も現地に出張しましたし、必死で英語も勉強しました。

自動車への需要が高まっていた東南アジアで、新たに中古車オークションビジネスを切り拓く仕事に挑戦し、現地のお客様にとても感謝されたことは、とても貴重な経験でした。

この海外案件に限らず、前例がない「最前線」を切り拓くようなプロジェクトでは、当然のことながら仕事を進める環境や仕組みが整っていないため、自分たちから動かなければ何も進みません。大変なことも多いですが、大きく成長できるチャンスがあります。

サポート体制は?

私たちの仕事では、直接的なソフトウェア開発技術だけではなく、お客様とのコミュニケーションや、お客様の業務に関する知識、開発や品質プロセスのマネジメントなど、多岐にわたるスキルが求められます。

ただし、これら全てを一人が均一に備える必要はありません。職場はメンバーの長所を活かしてチームワーク良く仕事することで成り立っています。

入社後、3年間の育成計画の中で、メンバーと話をして、それぞれの適性と将来のキャリアを考えながら方向性を決めていきます。自分の得意な分野や興味のある分野を強みにして、文系・理系に関係なく活躍できると思います。ぜひ、お客様の課題を自分のアイデアで解決したいという思いや、積極的に新しいことに挑戦する気持ちを大切にしてほしいと思っています。